Google Pixelのバッテリーへたってきた?
iPhoneだったらバッテリーの劣化を最大容量が何%か確認できてバッテリーの劣化具合を確認することができますが、Pixelにはその機能がありません。
では、Google Pixelのバッテリー劣化を確認するにはどうすればよいでしょうか。
その方法を2つ紹介します。
・バッテリーカウント(サイクル回数)を確認する。
・アプリを入れて確認する。
バッテリーカウント(サイクル回数)を確認する
アプリをいれたくない場合「設定」からバッテリーカウントを確認することである程度はバッテリーの劣化を確認することができます。
バッテリーカウント(サイクル回数)とは
バッテリーカウント(サイクル回数)とは、フル充電をした回数なのですが、例えば30%から100%まで充電してもサイクル回数は1回ではありません。
0%から100%に充電して1回とカウントします。
50%から100%は0.5回。
30%から100%まで充電と70%から100%に充電で1回とカウント。
というように単純に充電した回数ではありません。
バッテリーは使っていくだびに徐々に劣化していくものなのでサイクル回数を知ることでバッテリーの劣化具合を確認することができます。
Google Pixelの設定からサイクル回数を確認する方法
バッテリーカウント(サイクル回数)を確認する機能はAndroid 14からの機能ですので、アップデートできない機種は確認することができません。
設定から
デバイス情報
バッテリー情報
ここでサイクル回数を確認することができます。
サイクル回数とバッテリー劣化の目安
サイクル回数500回がバッテリー寿命の目安と言われています。
これはiPhoneのバッテリーが500回でバッテリーの最大容量が80%くらいになるよという話で500回を超えたら使い物にならなくなるというわけではありません。
500回であれば通常使用だと2,3年で寿命を迎えてしまうわけですが、今のiPhoneはそんなにバッテリーが早く寿命を迎えることはありません。
ただ、たしかにサイクル回数500回もいくとバッテリーの劣化具合はいやでも体感するようになります。
アプリAccuBatteryを使って確認する
バッテリーの劣化具合を確認するアプリで代表的なのがAccuBatteryです。このアプリはバッテリーの健康状態を分析し、劣化具合をiPhoneのように数値で表示してくれます。
アプリの設定
AccuBatteryを開き、初期設定を完了させます。初期設定では、バッテリーの使用状況を数日間にわたって測定し、より正確なデータを提供するために数回の充電サイクルを経ることが推奨されます。
バッテリー健康状態の確認
数日間の使用後、アプリは「健康度」セクションにてバッテリーの健康状態をパーセンテージで表示します。この数値が100%に近いほどバッテリーは健康で、80%以下になると劣化が進んでいるサインです。
AccuBatteryでは、バッテリーの消耗速度や1回の充電でどれくらいの時間使用できるかなど、バッテリー使用に関する詳細な情報も提供されます。これにより、バッテリーの劣化だけでなく、日々の使用状況に応じた最適化のヒントも得られます。
Google Pixelバッテリー劣化の兆候
バッテリーの劣化は様々な要因で起こります。
中古で購入したGoogle Pixelのバッテリー劣化具合をサイクルカウントだけでは判断できないかもしれません。
過酷な環境で使われてきたり適切な充電方法ができてなかったら思ったより劣化しているかもしれません。
Google Pixelのバッテリーが劣化してきたとき、最初に気づくサインは、バッテリーの持ち時間が顕著に短くなることです。朝フル充電しても、夕方には早くも赤信号が点灯してしまうくらいだと劣化が進行しているかもしれません。
バッテリー劣化の兆候
バッテリーの減りが早い: 通常使用していても、バッテリーの減りが異常に早くなったら、劣化のサインです。特に、アプリの使用量が変わっていないにも関わらず、バッテリーが一日持たなくなった場合は注意が必要です。
突然のシャットダウン: バッテリー残量がまだ十分にあるにも関わらず、突然デバイスがシャットダウンする現象も、劣化したバッテリーの一般的な兆候です。残量表示が20%や30%でも、急に電源が落ちることがあります。
バッテリーの膨張: 物理的にバッテリーが膨らんできたら、それは即交換のサインです。膨張したバッテリーは、デバイスの内部に損傷を与える危険性があり、最悪の場合は発火のリスクも伴います。
これらの兆候を見逃さずに、早めの対策を講じることが大切です。
Pixelバッテリーの寿命を長くするテクニック
Google Pixelのバッテリー寿命は、日々の使用習慣によって大きく左右されます。ここでは、バッテリーの劣化を遅らせ、デバイスをより長く快適に使用するためのテクニックをいくつか紹介します。
1. 充電の仕方を見直す
バッテリーを0%まで減らしてから充電するのではなく、20%~80%の範囲で充電を繰り返すことで、バッテリー寿命を延ばすことができます。
過充電を避けるため、夜通し充電器に接続したままにしないようにしましょう。寝るときに充電したいときはアダプティブ充電をONにすることで過充電にならないようにできます。
アダプティブ充電は「設定」「バッテリー」「アダプティブ充電」で設定できます。デフォルトでONだったような気もしますが・・・。
2. 高温・低温を避ける
スマートフォンは温度に敏感です。特に高温下での使用や充電はバッテリーに負担をかけるため、可能な限り避けるようにしてください。
冬場の低温下でもバッテリーの性能が低下するため、過度に冷えないように注意しましょう。
3. バックグラウンドアプリの管理
使用していないアプリはバックグラウンドで動作し続け、バッテリーを消耗させます。設定からアプリのバックグラウンド動作を制限し、不要な消費を減らしましょう。
4. 明るさと画面オフタイマーの調整
画面の明るさはできるだけ低めに設定し、外出時など必要に応じてのみ明るさを上げるようにしましょう。
画面のオフタイマーを短く設定することで、使用していない時の電力消費を抑えられます。
5. ソフトウェアを最新に保つ
Googleから提供されるソフトウェアアップデートには、バッテリー寿命を延ばすための最適化が含まれることがあります。定期的にアップデートを確認し、最新の状態を保ちましょう。
これらのテクニックを実践することで、Google Pixelのバッテリー劣化を遅らせ、デバイスの使用期間を延ばすことが期待できます。次のセクションでは、Google Pixelのバッテリー交換オプションについて詳しく見ていきます。
Google Pixelのバッテリー交換するには
Google Pixelのバッテリー劣化が顕著になり、上述した寿命延長テクニックでの改善が見られない場合、バッテリーの交換が必要になることがあります。バッテリー交換にはいくつかの方法があり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
1. 正規修理サービスを利用する
メリット: 正規修理サービスを利用する最大のメリットは、純正のパーツを使用し、専門技術者による確実な修理が受けられることです。また、修理後の保証が提供される場合が多く、安心して利用できます。
デメリット: 正規修理サービスの費用は比較的高額になりがちで、修理に時間がかかることがあります。
2. 民間の修理業者を利用する
メリット: 民間の修理業者を利用するメリットは、費用が正規修理サービスよりも安価であること、修理が迅速に行われることが挙げられます。
デメリット: しかし、純正でないパーツを使用することがあり、修理後の品質や安全性が保証されないリスクがあります。また、修理後の保証が限定的であるか、提供されないこともあります。
3. 自分で交換する
メリット: 自分でバッテリーを交換する場合、修理費用を最も抑えることができます。また、自分の都合に合わせて作業を行えるため、便利です。
デメリット: 適切な知識や工具が必要であり、作業中にデバイスを損傷させるリスクがあります。また、自己修理はデバイスの保証を無効にする可能性があるため、注意が必要です。
やり方の動画を見たことがありますが、ちょっとやめたほうがいいかなと思いました。もう失敗して捨ててもいいなら興味本位でやってみてもいいのですが。
まとめ
バッテリー劣化のサインに注意する
バッテリーの劣化は避けられない現象ですが、早期に対処することでその影響を最小限に抑えることが可能です。使用時間の短縮や不意のシャットダウンなどの兆候に注意し、問題を認識したら迅速に行動しましょう。
日々の使用習慣を見直す
バッテリー寿命を延ばすためには、充電の仕方やデバイスの設定など、日々の使用習慣を見直すことが重要です。細かな調整がデバイスの寿命を大きく左右することを忘れずに。
適切なタイミングでのバッテリー交換
バッテリーの劣化が進んだ場合は、適切なタイミングでの交換を検討しましょう。正規修理サービスを利用するか、民間の修理業者に依頼するか、または自分で交換するか、状況に応じた最適な選択を行ってください。