Google Pixelシリーズは、その高性能なカメラと洗練されたデザインで多くのユーザーに愛されています。僕もPixel6から愛用していて、今はPixel7proを使っています。
しかし、一部のユーザーからは、microSDカードスロットの非搭載によるメモリ拡張の不便さが指摘されることもあります。
iPhoneはもともとSDカードスロット非搭載ですし最近のハイエンド機種はSDカードスロットがないものが増えてきています。
メモリ増設ができないけど不便を感じない理由
僕はPixelを使う前はiPhoneを使っていましたのでSDカード搭載のスマホはしばらく使っていませんでした。
最初のスマホはXperiaでSDカードが使えたので使っていましたが今考えると使うメリットがあまりなかったような気がします。
SDカードを使わなくなって不便を感じることは全くなくむしろ使わないほうがいいと感じています。
不便を感じない理由は主に
・内蔵ストレージの大容量化
・クラウドストレージの普及
・デバイスのデザインと性能
といったところでしょうか。
内蔵ストレージの大容量化
最近のスマートフォン、特にハイエンドモデルでは、内蔵ストレージの容量が大幅に増加しています。
Google Pixelの最新モデルでは、基本モデルでも128GBのストレージが搭載されており、さらに高容量モデルでは256GBや512GBを選択できます。
これは、数年前のスマートフォンの標準的なストレージ容量の数倍にあたり、多くのユーザーにとっては十分な容量です。
クラウドストレージの普及
Google Pixelをはじめとする最新のスマートフォンは、クラウドストレージとの連携が深まっています。
Google自身が提供するGoogle DriveやGoogle Photosは、写真やドキュメントを安全に保存し、どこからでもアクセスできるようにするサービスです。
これにより、デバイスの物理的なストレージ容量を超えてデータを保存・管理できるようになりました。
デバイスのデザインと性能
microSDカードスロットを省略することで、スマートフォンのデザインと性能が向上しています。
スロットの省略により、より薄型でスタイリッシュなデザインが可能になるだけでなく、内部スペースの有効活用により、より大きなバッテリーや高性能なカメラモジュールの搭載が可能になります。
ハイエンドモデルほど重くなるので少しでも無駄を省くためSDカードスロットはなしにする傾向があります。
スマホでSDカードを使わないほうがいいかもしれない理由
SDカードは逆に使わないほうがいいのではという話も・・・。
理由は
・セキュリティの問題がある
・読み込み書き込みが遅い
・環境への配慮
セキュリティの問題がある
内蔵ストレージは、外部のmicroSDカードに比べてセキュリティと信頼性が高いとされています。というか、SDカードはセキュリティに不安があります。
ほとんどの人がSDカードの暗号化はしていないため抜き取られた場合、使用者のデータは丸見え。個人の写真などを悪用されるリスクもあります。
内蔵ストレージは、外部メディアに比べてセキュリティリスクが低く、データ漏洩のリスクを減らすことができます。
読み込み書き込みが遅い
SDカードは種類がたくさんあり高速なものもありますが、本体のメモリに比べると読み込み書き込み速度は遅いです。
内蔵ストレージはデバイスと直接統合されているため、データの読み書き速度が速く、エラーの発生率も低いです。
環境への配慮
最後に(若干こじつけではあるが)、microSDカードスロットの非搭載は、環境への配慮という側面もあります。
外部メモリカードの生産と廃棄は、環境に負荷を与える要因の一つです。内蔵ストレージのみに依存することで、これらの環境負荷を減らすことにも貢献しています。
まとめ 結論
Google PixelがmicroSDカードスロットを搭載しない理由は、単にコスト削減やデザインの問題ではなく、ユーザーエクスペリエンスの向上、セキュリティの強化、そして環境への配慮に基づいています。これらの要素を考慮すると、microSDカードスロットの非搭載は、むしろ利点となり得るのです。
実際、僕の経験からSDカードを使っていたときSDカードをどう使おうか悩むケースがありました。で、実はあまり有効活用できていなかったりしていて、あとから思うといらなかったなと感じます。