キングソフトのWPSオフィスは中国製で怪しくてMicrosoftオフィスのパクリなんて言われがちですが、実際のところどうなんでしょうか?
自腹購入で検証してみました。
ハッキリ言って「パクリかどうか」とか「中国企業の危険性」なんてどうでもよくて気になるのはエクセル、ワードといったマイクロソフトオフィスの代わりとして使えるかどうか。
これだけMADE IN CHINAであふれた世の中において中国製だから危険だという考えは古すぎる。
ネットの広告が自分の欲しているものが表示されているのは情報が搾取されているから。大抵の人はこのことにいついて何とも思わない。僕も気にしていない。
でも、もし広告会社が中国企業だったら怪しさを感じてしまう。グーグルの広告だからいいかというのが正直なところだ。
危険性はどの国のどのメーカーのものを使ってもありうる。
日本で売られているWPSオフィスの発売元は「キングソフト株式会社」という日本の会社。日本で管理されているので不安要素である「中国の危険性」は多少薄まっています。(薄まる?)
WPSオフィスはMicrosoftオフィスのパクリか?
キングソフトのWPS Officeは確かにMicrosoft Officeに似ているし同じように使えます。
MSオフィスでいうワードはWPSオフィスではライター、MSオフィスのエクセルはWPSオフィスではスプレッドシートという名称。
表計算ソフト
↑ Microsoft Office エクセル
↓ WPS Office2 スプレッドシート
見た目では分かりにくいが、実は結構違うところがあって最初は戸惑うこともありました。エクセルでもバージョンが変わると戸惑うところがあるので慣れの問題だと思います。
文書作成ソフト
↑ Microsoft Office ワード
↓ WPS Office2 ライター
Wordをあまり使わないので比較できないが、見た感じは非常に似ている。
やっぱりパクリ?
オフィスソフトで最初に成功した企業といえばロータス、表計算ソフトといえばLotus 1-2-3という時代もあったとか。エクセル(Microsoft)だってパクりじゃん!と言われてもおかしくない。
ワープロソフトも表計算ソフトもいろいろなメーカーが出していたのだがWindowsのシェアがすごいからMicrosoftのオフィスソフトがスタンダードになってしまっただけの話。どれも似たようなものだったはず。
キングソフトのWPSオフィスはスタンダードなMicrosoftオフィスとの互換性を追求した結果、パクりと思われるようなソフトに。ユーザーとしてはそっくりソフトにしてもらったほうが違和感なく使えてありがたい。
価格を安くするため最低限な機能だけにしているので機能面ではマイクロソフトには及ばないが必要十分。
企業でもマイクロソフトじゃなくてWPSオフィスを使っているところもあります。
WPSオフィスは買いか?
無料のLibre Officeを昔使っていましたが、エクセルとの互換性はイマイチでした。
WPS Office2の互換性はかなりよくて、操作に慣れればマイクロソフトのエクセルやワードの代わりとして十分使うことができます。
エクセルでいうマクロ(WPSだとVBA)は必要ないので買ったのはスタンダード
なぜかダウンロード版よりDVD板の方が安かったのでDVDを購入。
アマゾンで4500円くらいだったけど、今見たら3980円でちょっとショック。
Microsoft Officeの価格を考えると、めちゃくちゃ安く思えるWPS Office2なので不安に思う人もいるかもしれません。
確かに高機能、多機能なMicrosoft Officeですが、僕はその機能のほとんどを使っていません。
家庭用パソコンならWPS Office2で全然問題ないです。
もっと早くから使えばよかった。
というわけで、「WPSオフィスは買い」です。